この前、『花束みたいな恋をした』を初めて観ました。
ずっと観たいと思いながら観れていなかった作品。終わったあと、みんなと語りながらいろんなことを考えていました。
特に考えていたのは、仕事に対する価値観について。
好きなことを仕事にする、という話は昔からよく聞きます。むしろ最近は、「好きなことを仕事にすること」が幸せであるかのように語られることも多い気がしています。
でも、本当にそうなんだろうか。
映画の中の二人を見ながら、そんなことを考えていました。
これはあくまで、ゆいがこれまで出会ってきた人たちを見ていて感じたことです。
好きなことを仕事にしたい人がいます。人生をかけて向き合いたいものを見つけて、それでご飯を食べていこうとする人たち。
きっと、その生き方はすごく幸せなことなんだと思います。
自分が心から好きだと思えるものに人生をかける。それはとても素敵な生き方です。
一方で、好きなことは好きなこととして大切にしながら、生活のための仕事は別に持つという生き方を選ぶ人もいます。
ゆいは、どちらかというと後者の感覚のほうがしっくりきます。
好きなことがあって、それを続けられる環境があって、誰かとその時間を共有できる。
それだけでも十分に幸せなんじゃないかと思ってしまう。
もちろん、お金があればできることは増えます。
活動の幅も広がるし、届けられる人も増える。
だから、好きなことを仕事にする生き方を否定したいわけではありません。むしろ、それができる人は本当にすごいと思っています。
でも、自己実現と呼ばれるものは、それだけじゃない気がしている。
好きなことを続けられること。何年経っても「やっぱりこれが好きだな」と思えること。やめずにいられること。
それもまた、ひとつの自己実現なんじゃないだろうか。
そんなことを思う機会が増えました。
ゆい自身も、いろんなことをやっています。
シェアハウスもそう。
イベントもそう。
今つくっているいろんなものたちもそう。
全部が仕事かと言われたら、仕事なんだけど少し違う気もします。でも、全部、ゆいの人生の中で大切にしたいものです。
だから諦められない。だから熱量を注げる。
だから、その時間が愛しい。
幸せとは、好きなことで稼ぐことなんだろうか。
それとも、好きなことを好きでい続けられることなんだろうか。
この問いの答えは人によって違っていて、その背景にはいろんな価値観があります。
どちらが正しいとか、どちらが幸せだとか、そういう話ではありません。
ただ、ゆいは後者の生き方が好きなんだと思います。
好きなことだけで稼げなくてもいい。それだけで食べていけなくてもいい。
好きなものを好きと言い続けられるなら。追いかけているものに夢中になれるなら。
それも十分に幸せなことだから。
稼がないとやれることは限られるのかもしれない。
でも、それでもいいと心の底から思えるなら。それでも追いかけたいと思えるものなら。
それもまた、ひとつの幸せの形なんじゃないでしょうか。
好きなことを仕事にする人生も素敵だと思います。
でも、それと同じくらい、好きなことを守りながら生きる人生も素敵だと思う。
大事なのは、どちらが正しいかじゃない。自分は、どちらを望んでいるのか。それを何かを捨ててもいい覚悟を持って決められているのか。
あなたはどちらの生き方を選択しますか?