シェアハウスが、1周年を迎えました。
先日、お昼にマルシェ、夜からは持ち寄りパーティという形でお祝いをしました。これまで出会ってきたメンバーたちの「やりたい」が詰まったマルシェ。夜のパーティは、この日限定の特別なコンテンツも交えながらの交流の時間でした。過去最大人数の方が、この場所に足を運んでくれました。
特別コンテンツとして、自作のマーダーミステリーも用意しました。ゆいにとっては、もう一つの自己実現としてかたちにした、最初の作品です。
シェアハウスの住人たちを登場人物に迎えた物語で、ほんとにありそうなエピソードを交えながら、フィクションの事件の中にあるノンフィクション要素を楽しめるものになりました。
みんなが物語の中に入り込んで、それぞれの役として考え、話し、推理していく。その光景を少し離れた場所から見ている時間も、なんだか不思議で、でもあたたかいものでした。
この1年を振り返ってみて、何か大きなことを成し遂げたのかと聞かれると、正直、何もぴんときません。すごい実績があるわけでもないし、誇れるような数字があるわけでもない。
ただ、運がよかっただけなんじゃないか。すてきな巡り合わせに恵まれただけでしかないんじゃないか。
そんな感覚のほうが、ずっとしっくりきています。
それでも、なぜか。
いろんな人が「この場所が好きだ」と言ってくれる。「また遊びに来たい」と言ってくれる。
その言葉に、何度も救われてきました。
一方で。
ふとした瞬間に、自分を否定してしまうこともあります。
この場は、自分のものじゃないんじゃないか。
自分は、こんなふうな場をつくれる人間じゃないんじゃないか。
そう思ってしまう瞬間がある。
今の自分に何があるのか、分からなくなることもあります。
マルシェでみんなが笑っていたあの場も、マーダーミステリーで夢中になっていたあの時間も。
どこかで、「これは自分がつくり上げたものじゃない」という感覚に襲われる。
そのたびに、自分が何を頑張っているのか分からなくなる。
でも。
1年続けてきて、いろんな人の笑顔を見て。ふと確信できる瞬間もある。
ああ、これをやると決めてよかったな、って。
この場所は、ゆいひとりでつくったものではない。
ここに関わってくれた一人ひとりの彩が、少しずつ重なって、混ざって、滲んでいったものなんだと思います。
マルシェも、そうでした。
それぞれが「やってみたい」と思ったことを持ち寄って、形にしていく。誰かが用意した正解があるわけじゃなくて、それぞれのやりたいが、そのまま並んでいるだけ。
でも、それがちゃんと場として成立していて、むしろそのバラバラさが心地よかった。
この場所は、ゆいが何かを与える場所ではなくて。関わってくれる人たちと一緒に、少しずつ育ってきた場所なんだと思います。
この1年は、やれることを、とりあえず回し続ける。それだけの1年だった気がします。それ以上のことをやれた実感はあまりないです。
でも、その積み重ねの中で、確かに何かは育ってきた。
次の1年は、やれることが、もう少し拡がっていくように。
次のマルシェは、もうすでにバージョンアップの予感がしています。
この場所が、これからどんな景色を見せてくれるのか。ゆい自身も、まだ分かりません。
でも。
ここが、「また帰ってきたい」と思える場所であり続けること。「ただいま」と言えて、「おかえり」と返ってくる場所であること。
それだけは、大切にしていきたいと思っています。
2年目も、走り続けます。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
